2016年10月29日
フロン類算定漏えい量について
フロン類算定漏えい量の算定手順(例)
フロン類算定漏えい量の算定手順の例をご紹介します。
1.管理する機器(第一種特定製品)の整理(機器台帳の作成)
まず最初に保有する既存の機器の台帳や作成してある点検整備記録簿、さらに新規に購入したり、廃棄した際の機器の記録など、保有している台帳や記録を活用して管理の対象となる機器の整理を行い基本となる管理台帳を作成します。
2.報告の対象となる事業所の一覧を整理
一方、報告の対象となる事業所ごとにそこに設置されている機器の種類ごとに取りまとめ一覧を作成します。
3.事業所別の算定漏えい量を計算
回収証明書および充塡証明書から、またはそれらの内容を転記した機器ごとの点検整備記録簿の記録から事業所別に機器ごとのフロン類漏えい量の取りまとめを行います。
4.都道府県別かつ冷媒種類別に全社(法人単位)として集計
事業所別に取りまとめたフロン類の算定漏えい量データをもとに都道府県別かつ冷媒種類別にフロン類漏えい量を取りまとめます。
5.フロン類算定漏えい量報告書の作成
都道府県別かつ冷媒種類別に取りまとめたフロン類漏えい量を報告様式(第1表)へ記入します。
*フロン類漏えい量は、算定過程では、小数点以下を残して計算し、報告様式への記載は小数点以下を切り捨てます。